となりのトトロ

昨日テレビでやっていたので見た。不朽の名作。


お母さんが入院中に田舎に引っ越してきた一家。
週末に帰ってくるはずの母親が風邪をこじらせて帰ってこれなくなった!
心配するメイとサツキ。
メイは「おばあちゃんの畑で育った太陽の光をたくさん浴びたとうもろこし」をお母さんに届けに一人で走り出してしまう。
迷子になるメイと心配するサツキ。
たよりのお父さんは大学に出かけてしまっていて、帰ってこない。
サツキが力を借りたのは、木の妖精「トトロ」!


ねこばすでお母さんのところに行けた時、両親が談笑する姿を木の上から見て、声をかけずにとうもろこしに「おかあさんへ」と書いて家に帰る二人をみて、この二人、大人だなあと思った。


それから、過ぎてしまった夏休みのことを思った。
知らない家に引っ越すときのどきどきした感じ。
人のぬくもりがとだえていた家の静けさと広さ。
夏がきたわくわく感。
いたずらする男の子へ感じる不可解さととまどいと淡い気持ち。
母の不在という非日常から生まれる緊張感。
トトロとの出会い。頼れる存在の心地よさ。


おじぞうさまに「あまやどりさせてください」と手を合わせたり、木にむかってありがとうを言ったり、周囲に対する感謝に満ち溢れていた時代をよく映していた。
こういう時代には、電車の中で化粧をする人とかいなかったんだろうなあ。
私もたまに髪ぐらいなら結んじゃうんだけど。
日ごろ自分に欠けがちな感謝の心も思い出した。