2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Lost in Translation

☆☆☆☆☆ せつなさで胸がしめつけられる、いい映画だった。 人は誰もが孤独を抱えていて、それを誰かと共有することで孤独を癒したり、わかちあったりする。 シャーロットとボブは互いに結婚していて、互いに孤独を共有する相手がいるはずなのに、二人とも遠い…

庭の芝、隣の犬 角田光代

☆☆ 人生を生きるためにはビジョンが必要。そのことには気づいているんだけど、いくつになってもビジョンをもてない夫婦の話。 あまり面白くなかった…

グランドフィナーレ 阿倍和重

☆☆☆☆ ニッポニア・ニッポンは面白くなかったけど、この本はほのかに胸が温かくなりました。 何気にニッポニア・ニッポンとつながっています。 子供時代は今という時間が持つ意味が大人よりも濃密。 そのことに気づかない大人が子供に対してしてしまった過失…

カレンダー・ガールズ

☆☆☆ 夫が世話になった病院に記念品を送りたい! と決意した寡婦を助けるべく、婦女会が立ち上がった。 婦女会が毎年発行するカレンダーの売上金で記念品を買って病院に贈ろう。 でもカレンダーはいつも売れない。そこで今年は婦女会のメンバーのヌードをカレ…

21グラム

☆☆ 人は死ぬ時、21グラム体重が減るんだって。 さてその21グラムとは何の重さ?心臓?魂?想い?記憶? ひき逃げ事故で瀕死の夫の心臓を提供され、生き延びた男性とその事故で夫と子供を亡くした女性のラブストーリーを軸にした重い映画。 どことなくアメリ…

ディボース・ショウ

☆☆☆☆☆ 面白かった。 お金持ちと結婚して、離婚する際にいかに財産を分捕るかに血道をあげる女性と、 財産分捕られそうになったお金持ちに相談された弁護士のラブコメディ。 最後その二人は見事結ばれ、女性も財産分与の鍵を握る書類を破り、お金目当てではな…

今日家の近くでホトトギスが鳴いてた。すっかり春ですね。

ニッポニアニッポン 阿倍和重

…難しかった。 あまり意味がわからなかった。つまらなかったな。

アルカロイド・ラヴァーズ 星野智幸

面白かった。 風のように流れる流れる流れる話。 小説でこんなに流動感がある話しってのは珍しい。 雰囲気が何故か「僕の地球を守って」に似てると思った。 よくわからないところも結構あるんだけど、でも何故か楽しい不思議な小説。

内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊

私がいる会社の嫌なところ、それはこの会社に「未来」がないこと。 将来性のないビジネスにしがみつき、上層部は既存の路線を保身することしか頭にしかなく、若い社員の創造性やらやる気やらを評価するシステムも意欲もない。 こんな会社はここだけじゃない…

神々を創る機械

東京芸術劇場までH.ART.カオスの公演を見に行った。以前大島早紀子さんの講演を聞いて気になっていたので。 すごかった。ダンサーが極限まで力を出し切っている感じ。 宙づりの踊りやミラーハウスに入ったかのような踊りだとか不思議だった。黒のスーツを着…

traviller

今日も哀しき休日出勤だった。先輩が私に仕事を押し付けてやめてしまい、その納期が迫っているので。 納期が迫っているのに先方はモノを返してこず、営業のH氏は先方から中途半端なものを私に返してきたので、上司は怒り、私は戸惑い、H氏は謝りつつ手伝いに…

le gateau

キャトルのチーズケーキ「ポロネーズ」 チーズケーキの中に甘酸っぱいソースが入っててかなりおいしい♪ ここのケーキはあっさりしていて好き。 最近身体の調子が絶不調で本当にシャレにならないぐらいになってしまったので昨日初めてハリを打ってもらった。 …

人のセックスを笑うな。  山崎ナオコーラ

たんたんとした小説なんだけど、 淡々とした中に行間がものすごく詰まってるいるような気がした。 特にすごかったのが、ユリを失った磯貝が 『寂しさというものは、ユリにも、他の女の子にも、埋めてもらうようなものじゃない。無理に解消しようとしないで、…

ああいえばこう食う

阿川佐和子と壇ふみの往復書簡。 ちなみに私はよく壇ふみに似てるといわれます。 私は顔立ちのはっきりした阿川佐和子さんに似てる方がいいなと いつもおもうのですが。 きっと二人の仲がいいからできるんであろう、 毒舌交じりの小気味よいエッセイだった。…