☆☆☆
「空中ブランコ」の第2弾。
「自分はこうあるべき」という意識で凝り固まっちゃっておかしくなっちゃった人々を
かなり変わった精神科医・伊良部が非常識な治療法で治療します。
常識にとらわれずに伊良部のように生きればストレスレスだけど、
伊良部が自由奔放に生きられるのは、実は大病院の伊良部病院の跡取り息子だからなんだよなあ、
と気づいたら、少し小説の面白さが減っちゃったかも。
経済基盤がしっかりしてれば人間自由に生きられるものなのかしら。
でも、自分が思っているより人は他人のことにかまっちゃいないから、
もっとやりたいようにやって平気なもんなんだよね。