shanghai

tommy03292005-09-24

有休を一日とって上海へ一人旅。
空港に着いたらなぜかリニモには乗らずにバスで市内へ。
そのときは1元=130円と思っていた馬鹿な私。
物価が安いって聞いたのにぜんぜん安くないじゃんと勘違いしつつも
早速豫園へ。写真は豫園の隣にある湖水亭という中国茶が飲めるカフェです。
今回は駆け足で観光だからのんびりカフェでとは行かないけど、
今度行ったら是非ここでお茶を飲みたいなあ、と思いつつ豫園見学。


んん?京都で見た日本庭園のほうが私は好きだなあ。
京都の寺のあのふんわりとした苔の繊細なお庭とか、南禅寺の直線的な木々の茂みだとか
極楽を思わせるような楓の枝のしなり加減だとの方が
豫園の奇妙な岩よりもいいな…
と思いつつものんびり散策していたら閉園時間に。
周囲も暗くなり、おなかもすいてきたので近くのフードコートで晩御飯をすませた。
一人旅だと食事が困るんだよね。特に中華料理って大皿をみんなで分けるから。
このときだけ少し寂しくなりながら、ワンタンとかをがっついて食べた。
このワンタンがおいしかったなあ。肉汁がじんわりとしみてた。
ようやくおなかが落ち着いて、とっぷりと暗くなったころ、外難へ出発。


外難は、川っぺりにあるから風が気持ちよくてまさに散歩に最適!
天気も良かったし気候も穏やかだったので散歩日和でした。
しかし回りは中国人ばかりで日本人がぜんぜん見当たらない…
もっと日本人いるかと思ったのにデモの影響でみんな上海に来ないのかなあと
さびしくなりつつも地下の観光道を通ってプードンにある新しくできた塔をのぼった。
ところが!人数の割りにエレベーターが小さいので上に上がるにも下に下がるにも
超長蛇の列で並ぶ並ぶ。
しかも中国人ってボディータッチが激しいんだな。
人にがんがんぶつかるし腕つかんで人をどけるし。
中国人ってグループごとの結束は固いんだけど、グループ外の人をもう人として認識していないんじゃないかなあと思った。
またまたここでも私だけジャパニーズ。
周りの中国人観光客はうるさく、中国語がワンワンと鳴り響く中、
夜景をみて「シャンゼリゼ大通りを思い出すな、また行きたいな、パリ」なんて感傷に浸った私はすっかり心細くなってしまったのでした。
そして下りのエレベーターになかなか乗れずに孤独を噛みしめその夜は更けていったのでした。