shanghai2

tommy03292005-09-25

上海2日目。


今日は上海から一番近い水郷「朱子角」に行く。
上海体育館近くのバス停から約1時間
朱子角に近くなるに連れて、周囲に川が増えだし、水郷への期待はいよいよ高まる。
ああ、川!
街を流れる川が好き。
ちょろちょろとした川ではなく、街の真ん中をでんと流れる川が。
パリのセーヌ川も魅力的なんだけど、川はヨーロッパの乾燥した雰囲気の中で見るのではなく、
日本や中国のような湿った空気の中で見るかの方が魅力的です。
湿った空気の中で見るほうが水と親和的な感じがするから。


それはさておき、朱子角到着!
ねぼけまなこで(バスの中で爆睡してたから)早速散歩開始です。
朱子角は小さい町で、ガイドにもたいした地図が載っていないので、
地図も持たずに街をぶらぶら。
ちまきが名物の街なので、笹を蒸したような独特な香りが街を漂います。
うーん、おいしそう。
ちまきも日本のように三角ではなく、長方形の形。
中は肉が入っているものと、肉と卵黄が入っているものがあるみたい。
街のグルメ大通り北大路では軒先でおばさんが座りながらせっせと
ちまきを作ってました。
そしてちまきがたくさん入った鍋がぐつぐつと煮たち、
出来立てほやほやのちまきをアピール!
出来上がったちまきは鍋の隣に積み上げられ、おいしそうな香りと湯気を周囲にまきちらします。
10個で2元のお店が多い中、一人で10個は食べきれないので、
1個ずつ売っているお店を探すと道の角に異様に商品の回転が速いちまき屋さんが!
こんなに売れてるならおいしいんだろうと思わず1個注文。
食べやすいようにちまきをくくる紐と笹の葉ははずしてビニールに入れて渡してくれました。
出来立てのちまきはあつあつ。ハンカチでちまきをくるみながらアツアツをほおばると…
おいしい!色が濃いのでもっとこってりしているのかと思ったらそんなでもなく、
火が十分に通っているのでもち米も肉もふっくら。栗かと思っていた黄色い物体は卵黄でした。
ぺろりと平らげ観光観光。


ガイドに地図がないのも納得。細い小道が多いので地図を見ながらの移動は適しません。
ぶらぶらと街をほっつき歩く中でいろいろな観光スポットにめぐりあえるのが魅力的。
小さい街でいたるところに「放水橋はあっち」と看板が立っているので迷うこともなく、
気ままに散策できます。街のあちこちに観光できる場所が点在しているので、
細い小道の向こうに郵便局後や古いお茶屋さんを見つけるのはなんだか宝探しのよう。
奥のほうの小道に行くと、住民が住んでいるレトロな町並みがあって
懐かしいというか映画で見たような世界だった。
細い小道の両脇にずらずらと家が連なっているんだけど、向かい合っている家同士に
紐が渡してあり、洗濯物が干してあるの。
昭和の日本!?見たいな感じのレトロな風景で心が和む。


朱子角名物の放水橋はチェコのカレル橋(大きさはぜんぜん違うけど)を髣髴させた。
アジアなのに町並みはどこか中欧っぽい。しかし通る人はアジア人というアンバランスさが面白かった。


そして朱子角では30分または1時間船頭さんつき小船をレンタルできるので、
乗ってみました30分。
6人以内の1グループにつき1艘借りれるので、私は1人でレンタルしてしまいました!
女で1人ってさびしいかなあと思って迷ったけど、ここまできたら乗ってみたいよレンタルボート。
700円ぐらいで乗れちゃうし。
勇気を出して(?)レンタルすると超極楽。
波に乗ってゆれるボートの振動が気持ちいい。
私が乗ったときにちょうど楽団が乗った小船がすれ違ったので大接近できてすごいラッキーだった。
船頭さん同士が「ちょっとこの子1人で乗ってるんだよ」
「え、お前軽そうでいいなあ」みたいなことを中国語で話してた。
中国語わからないから全部想像だけど。


そんなこんなで朱子角を後にし、再びバスへ。
上海体育館についてから、地下鉄で新天地へと向かいます。


新天地は、おしゃれな町だったな。
朱子角でも外難でも周りを中国人に囲まれまくっていた私ですが、
ここでたくさんの日本人と西欧人に会うことができました。
みんなここでショッピングとカフェをしてたのかー、と旧友にあったかのような気持ちに。
この日も天気が良かったので新天地にたくさんあるオープンカフェでたくさんの人が
会話とお酒などを楽しんでいた。
そのころには日は落ち、暗くなってきていたので、街灯がついていたんだけど、
この街灯がまた雰囲気をかもし出していた。
こうこうと全部を照らし出すのではなく、ヨーロッパのホテルの間接灯みたいにぽつんぽつんと
照らすから洋館やおしゃれな外観の建物が多い新天地はさながらヨーロッパのような雰囲気に。
ヨーロッパ人率高し。
カフェってやっぱ欧米人の文化だなあと思いつつ、街路を吹き抜ける心地よい風を感じながら
新天地をめぐります。
新天地はカフェと雑貨店が多かったけど、雑貨店がおしゃれなお店が多くてレベル高。
ガイドブックでよく紹介されているsimply cafeはおしゃれなシノワズリ雑貨が多くて
楽しかったな。
夜風に吹かれカフェを片手に散策し、前日とはうって変わってごきげんにホテルへと帰っていったのでした。