2006-01-29 追憶の夏−水面にて− book ☆☆☆ まあまあ面白かった。 青春をボートにかける少年達のお話。 描写が丁寧で、流れていく時間が細やかに描かれていたように思う。 『ぼくは夢をみたことがない。小さな頃から、夢をみない深い眠りしか知らなかった。 … ちょうど封筒に入るように、毛布やシーツのなかに体を滑り込ませ、できるだけ小さくなって眠るのが好きだった。 そしてあて先のない手紙になって、次の朝また同じ住所に返送されえてくる。』っていうくだりが好き。