戦場のピアニスト

を見た。


ナチスに迫害を受け、迫害に耐えつつ逃げつづけ、逃げ切って才能を開花させるピアニストの話。


シュピニュマンという実在のピアニストの方のお話ですが、彼は才能があったと同時に、
とてつもない強運の持ち主でしょう。普通だったら死んでしまう気がする…


そこを生きのびた彼の「いきたい」という精神力の強さがすごかった。
彼の「生きたい」という思いを支えたのは「ピアノを弾きたい」という想いでしょう。
もう一度ピアノを弾きたいと思ったから、生きることをあきらめなかったんじゃないかな。
芸術って、戦争になると真っ先に切り捨てられて、人生において必然性が無いもののように考えられることが多いけど、
彼にとって芸術こそが生きることの支えだったんでしょうね。
無駄に思われがちな芸術こそが、実は人生の必然。
それはとても素敵だなあと思いました。