成果主義の功罪

今日日経の大機小機に面白いことが書いてあった。
成果主義についてなんだけど、
成果主義は、その人の仕事に与えた貢献度が増えたら、その分報酬を増やさなくてはいけないでしょ。
人は成長するものと仮定すると、大体長く仕事を続けていたらスキルも貢献度も増えていくよね。
成果主義はそれを報酬で応えますといっている以上、
その人に与える報酬を増やし続けなくてはいけないと。
しかし、それは企業にとって負担になる。
報酬で払えなくなった分はどうしたらいいか。
社員もお金だけ増えても、仕事がつまらなければどうしようもない。


そこで、このコラムでは、報酬を上げることももちろんだけど、
本当の成果主義とは社員がその仕事をやる上でのやりがいをあげてあげることではないかみたいなことが書いてあった。


さんせーい。
日々やりがいのない仕事というか、この仕事をやって私はいったいどれだけの付加価値を社会に生み出せているのかまったく疑問に思う仕事というか、
この仕事をすることで何のスキルも経験も私に身につかない仕事を
ただ上司の顔色を伺いながらだらだらとやっている自分の現状を
認識すると、このコラムに大賛成ですね。


トヨタの人の講演会を聞いた時に、
その人が「トヨタでは、社員に成長するという喜び、やりがいを提供しています」
といっていたのを思い出した。
すごいぞトヨタ
さすがは日本最強の企業だよ。
会社が人間の集合体である以上、そこにいる人間のやる気とポテンシャルを最大限に引き出すための装置や文化が必要なわけで。
私はそれが社会企業であることだと思うのです。