愛がいない部屋 石田衣良

☆☆
愛がいない部屋

神楽坂の高層マンションに住む人々の生活をつづった短編集。
この人の作品は池袋ウエストゲートパークシリーズが一番面白いと読むたびに思う。


私が今短編集のなかで一番いいと思ったのは表題作の「愛がいない部屋」だけど、
実際のところ親子そろって見ず知らずのおばあちゃんにぺらぺらと家庭の事情を話すって言うことはないだろうな。。。なんて思う。

このおばあちゃんが母親に向かって「あなたはまだ何もしていないんだからこれからなのよ」的なことを言うところがよかった。