裸足の1500マイル

裸足の1500マイル [DVD]
★★★☆☆

オーストラリアでアボリジニに対する差別的な政策が実施されていたときに
あった実話をベースにした映画。
アボリジニと白人の混血であるため、もしかしたら白人化することが出来るかもしれない、
という傲慢な考えのもと、混血児はアボリジニである方の親と別れ、学校に入れられる。
そこに連れ去られた子供達が、母親のいる集落を目指して1500マイルを地図も持たずに歩って
たどり着く話。


子供と母親を引き離す、ということがどんなに残酷なことなのかどうして気づかないんだろう。
たぶん、アボリジニとの混血児を学校に強制的に入れた人も、それが白人の子供だったら
かわいそうだと思うだろうけど、それが混血児というだけでかわいそうと思わなくなる心理が怖いと思った。