空色勾玉 荻原規子

空色勾玉(そらいろまがたま) (〈勾玉〉三部作第一巻)

本当は、勾玉シリーズがお勧めだという友人の言葉を真に受けて、読んでみた勾玉シリーズ。
西の善き魔女』よりもこっちのが面白かった。
こっちの話の方が渋くて、いろいろ絡み合ってるような気がした。
ファンタジーって西欧をモチーフにした題材が多い中で、和風なところが意外性があったかなあ。
氷室冴子の『銀の海 金の大地』を思い出した。


唯一無二の絶対神しか許さない輝の勢力と八百万の神、地元の神をあがめる闇の勢力。
私は八百万の神様の方が面白くていいかなあ。
神様が一人しかいないよりも、たくさんいた方がいろいろなものに感謝する気がする。