2004-09-05 空色勾玉 荻原規子 book 本当は、勾玉シリーズがお勧めだという友人の言葉を真に受けて、読んでみた勾玉シリーズ。 『西の善き魔女』よりもこっちのが面白かった。 こっちの話の方が渋くて、いろいろ絡み合ってるような気がした。 ファンタジーって西欧をモチーフにした題材が多い中で、和風なところが意外性があったかなあ。 氷室冴子の『銀の海 金の大地』を思い出した。 唯一無二の絶対神しか許さない輝の勢力と八百万の神、地元の神をあがめる闇の勢力。 私は八百万の神様の方が面白くていいかなあ。 神様が一人しかいないよりも、たくさんいた方がいろいろなものに感謝する気がする。