2005-01-01から1年間の記事一覧

孤宿の人 宮部みゆき

☆☆ 待望の宮部みゆきさんのお話ですが、私はこの人の江戸時代を舞台にした小説ってほかの作品より好きじゃないんだよね。 とはいえまあまあ面白かった。 主人公の「ほう」が、阿呆のほうから方角の方、そして最後に宝のほうへと名前が変わっていって、名前が…

ラッシュライフ 伊坂幸太郎

☆☆ テンポよく4つの話が同時進行して、ばらばらだったそれらの話が最後に1つにまとまっていった。 この人の特徴は「読者をだます」っていうことだね。読者を引っ掛けるというか。 アヒルと鴨のコインロッカーの方が面白かったかな。 だまされるのが楽しいん…

ナラタージュ 

☆☆☆☆ 面白かった!!すごいね、この若さにしてこれだけ書けるなんてすごいなあ。行間を渦巻く感情が濃かった。大学2年の泉は、高校時代から好きだった葉山先生がいまだに忘れられない。 そんな時、葉山先生から演劇部の手伝いをしてくれるよう頼まれる。 再…

光の帝国 恩田陸

☆☆☆ 蒲公英草紙の方が面白かったかな。 常野物語の第1弾で、オムニバス形式なんだけど、全部短すぎて少し説明不足というか、物語に入る前に終わってしまう感じがした。 どの短編も長編にしていいくらいの世界を持っていたので、短編でまとめてしまわないで長…

voyage

上海土産のマリカ茶。お湯を注ぐと大輪の花が咲きます。花が咲くのは見たことがあるけどここまで花が連なるのは始めて見たかも。 飲むとほんのり花の甘みが口に広がります。 結構味が濃いので一粒で5、6杯飲めてお得な感じ。こんな中国茶を飲みながらカフェ…

shanghai 3

上海三日目。今日帰国します。 午前中は朝の外難へ。この日は曇りがちだったのが残念。 それからショッピング大通りをうろついたけど、新天地の方がおしゃれで私は良かったな。 この日の一番の出来事は、リニアモーターカーに乗ったこと。時速400キロを越す…

shanghai2

上海2日目。 今日は上海から一番近い水郷「朱子角」に行く。 上海体育館近くのバス停から約1時間 朱子角に近くなるに連れて、周囲に川が増えだし、水郷への期待はいよいよ高まる。 ああ、川! 街を流れる川が好き。 ちょろちょろとした川ではなく、街の真…

shanghai

有休を一日とって上海へ一人旅。 空港に着いたらなぜかリニモには乗らずにバスで市内へ。 そのときは1元=130円と思っていた馬鹿な私。 物価が安いって聞いたのにぜんぜん安くないじゃんと勘違いしつつも 早速豫園へ。写真は豫園の隣にある湖水亭という…

月の裏側 恩田陸

☆ 恩田陸さんの作品にしてはおもしろくなかったなあ。 どっかで読んだことがあるようなミステリーだった。 どきどきしなかったし。 タイトルになってる月の裏側ってあんまり本文と関係ないんじゃ…?

ネバーランド 恩田陸

☆☆☆ 永遠のこどもの国、ネバーランド、それが題名のわりに 登場人物の男子高生たちはやけに大人っぽかった。 ていうかいないだろ、こんな大人大人した学生。私の周りにはいなかったな。 私は寛史の両親が寮に押しかけてきて、寮の部屋が見たいって行ったとき…

魔女の1ダース 米原万理

☆☆ ロシア語通訳・米原氏のエッセイ集。 ロシア語ってニーズがなさそうで、生計を立てるのが大変そうなイメージがあるんだけど そうではないみたいだね。 通訳者ならではのエピソードがたくさん。 この本を読むと通訳って楽しそうって思う。

樹上のゆりかご 荻原規子

☆☆☆ 匂玉シリーズはあんまり好きじゃなかったんだけど、 なんとなく読んでみた。 イベント大好きな都内の辰川高校で、 生徒会長にずっと思いを寄せていた近衛有理が 鳴海会長を振り向かせるために練り上げた策略に、 生徒会活動に引っ張り込まれた上田ひとみ…

さよならアメリカ 樋口直哉

☆☆☆ 「となり町戦争」がつまらなかったからこれも期待していなかったんだけど、 これは結構面白かった。 となり町戦争もこれも何か新人賞を受賞したんだよね。 突発的にとなり町との戦争が始まるって言う設定も奇抜だったけど、 この作品の「袋をかぶって生…

麦の海に沈む果実 恩田陸

☆☆☆☆ 面白かった!私好みの小説だなあ。 最初はすこし「ロミオとロミオは永遠に」に似てるかな、と思ったけど、 「ロミオ・・・」よりこっちのほうが納得いくし、面白い。 校長が絶対権力を握るとある学園は、世間から隔絶されたところにある。 この学園は、…

イン・ザ・プール 奥田英朗

☆☆☆ 「空中ブランコ」の第2弾。 「自分はこうあるべき」という意識で凝り固まっちゃっておかしくなっちゃった人々を かなり変わった精神科医・伊良部が非常識な治療法で治療します。 常識にとらわれずに伊良部のように生きればストレスレスだけど、 伊良部が…

となり町戦争 三崎亜紀

☆ 話題になっているのに、つまらなかった。 主人公が最後まで戦争が起こっていることの実感がわかなかったように、 私も最後まで何のために戦争をやり、実際どういう被害が出ているのかが よくわからなくて共感できなかった。 戦争に加担しているのは地域住…

日本のお金持ち研究

☆ 結構ありきたりで目新しくない感じ。 弁護士は世間で思われているほど高収入でないと。 日本のお金持ちは大企業のサラリーマン社長や重役ではなく、 ホリエモンや藤田社長のような大きなリスクを乗り越えた人々であることが多いということでした。

プロ論。

☆☆☆☆ 読んでみて、サラリーマンが誰一人として取材されていないことにおどろいた。 みんなスポーツ選手とか作家とか、独立して活動している人たち。 仕事を楽しくするには、独立する事が大事ってことを表してるのかなあっておもった。 13歳のハローワークで…

渋谷で働く社長の告白

☆☆☆ 面白い。ホリエモンの書いた本より面白い。 ホリエモンの本は会社の社長としての宣伝効果としてやめたほうがいいんじゃないかと思うぐらい 印象が悪かったけど、この本は藤田社長がどんなにがんばってきたかを素直に出してて 好印象。 でも、社長になる…

風味絶佳

☆☆ この人の無条件にまるごと人を好きっていえるところが好きなんだけど、 この本はよく感覚がわからなかったなあ。

古道具 中野商店

☆☆☆ 世の中は動けど、中野商店では時の流れが止まっている。 そんな、時の流れが止まった、だらだらとのんびりとした中野商店で 働く人たちとその周りの人たちの話。 そのマイペースさが楽しかった。 中野商店が閉店して、従業員のタケオとヒトミは違う会社…

半島を出よ 村上龍

☆☆☆ 近未来の日本、日本は財政がパンクし、アメリカから見放され、 世界から見捨てられつつある。 失業者とホームレスが急増し、希望を失った日本をターゲットに北朝鮮が ある作戦を仕掛ける。 作戦名は「半島を出よ」 北朝鮮の特殊部隊が日本の福岡で北朝鮮…

Mon frere a achete des gateaux fromages. C'est leger et dans le gateau,il y a sauces des fraise. C'est bon! Il part de bali.Je le envie.Bon vacance!

アマデウス

☆☆ サリエリとモーツァルトのどちらのタイプかと言われれば、私はサリエリだな。即効でわかるところが悲しいけど。 こういう映画を見たときに、昔はヒーローやヒロインに感情移入してたのに、最近は脇役っていうかヒーローの活躍を横目で見る人に感情移入し…

蒲公英草子 (常野物語) 恩田陸

☆☆☆ 東北のある農村での、その農村の大黒柱のような存在である槙村家と槙村家を頼ってきた常野の一族、そして槙村家の聡子お嬢様の学友として選ばれた医者の子ども・峰子を中心とした話。 物語は峰子の語り口で進行する。 私は特に、聡子様が村が嵐に襲われ…

la bibliotheque

Aujord'hui, ju suis alle a la bibliotheque.Je l'aime. La biliotheque dans ma ville est connue de beaucoup des livres. Je peux emprunter video. Et aujord'hui je m'etonne que ca prete DVD aussi.

grandes vacances

Grandes vacances commence.Mais c'est seulement 4 jours. C'est tres court, n'est ce pas? Si grandes vacances ont plus longes,je voyagerai en France. Je ne sais pas pour quoi, j'aime la France sourtout Paris! Je suis alle a la paris trois fo…

エトロフの恋 島田雅彦

☆☆☆ 無限カノン3。シリーズものと知らず、うっかり3巻から読み始め。 でも面白かった。 島田雅彦氏は以前大学に講演に来て、そのとき「かっこいいなあ」と 思ったから「彼岸先生」を読んだみたんだけど、それは面白くなくってそれっきりになってた。 なぜか…

シルエット 島本理生

☆☆ この本あとがきから読んでしまったんだけど、あとがきのここの作者のせりふが一番いいと思った。「他人というのは異物だから、絶対に溶けあう部分のない部分がある以上、深く受け入れようとすると、 どうしても苦しまなければならない。 その息苦しさや、…

阿修羅ガール 舞城王太郎

☆☆ なんかぶっとんだ話だった。 アイコの夢、ハデブラ村での出来事を語るシーンがちょっと「アルカロイド・ラヴァーズ」の星野智幸さんを彷彿させるタッチ。 なんかぶっ飛んだ話なんだけど、ふとみせるアイコの理性(直感?)の鋭さにうならされる。 最後の章…